とあるギアサーの書き殴りブログ

趣味でコスプレ、字書きを嗜むコードギアサー。ギアスに出会って約10年。日々のギア活で感じたこと、作ったものを忘れないためのアーカイブブログです。

結局、復活のルルーシュとはなんだったのか?【初見編】

※当然のように本編のネタバレあります

※パンフレット等のネタバレも含みます

※とにかく色々なことをバラしてます、注意

 

コードギアス 復活のルルーシュを観てきました。

 

昨日からツイッターの反応を観ていると、

賛否両論あるということは肌で感じているのですが、

そういうのは一旦置いておいて、

率直に、

自分の感じたことを、つらつらと書いていきたいと思います。

 

長くなるので、始めに作品の感想より、私が思う前提をここでは書きたいと思います。

 

まず、

標題にも書いた通り、今回の復活のルルーシュとはなんだったのか

自分なりに思ったことがあります。

 

それは、監督がこの反逆のルルーシュにピリオドを打ちたかった、

「The END」こそ、すべてではないかと思います。

 

実は、とある筋から「コードギアスが終わる」という旨の情報を聞いてしまっていて。

(ほんとはもっと違う言葉でしたが、その辺はボカします)

それが真実かどうかは、結局わからないんですが、

私はその言葉でここ3ヶ月間虚無になったり、泣いたり、お別れする辛さで泣き暮らした時もありました。

おかげでお別れする覚悟は、早い段階からできましたが、

凄く辛かった。

そして

今回のエンディングを観て、確信しました。

コードギアスは、ルルーシュという存在から卒業する、と。

 

そして監督がインタビューで言っていた「けじめ」についてですが、

けじめというか、あれは未練の精算のことなのかなと。

やり残したこと、やらなければならないこと、といってもいいかもしれません。

監督は、パンフレットを読むに、この復活をもってシリーズの監督から降りるんだと思いました。

その前に、次作へのバトンタッチをするとともに、

自分が遺してしまった可能性に、きちんと答えを提示したんだと思います。

コードギアス 反逆のルルーシュで監督が遺してしまったこと

それは、「反逆シリーズが続くかもしれない可能性」ではないかと。

反逆シリーズの終わりは、非常に曖昧なものでした。

それこそ、生存説や死亡説などさまざまな意見が出るほどに。

そういう可能性を残すことを、彼は美徳としなかったのかな、と。

 

作中では随所にそれぞれの「叶うなら…」のカケラが描かれていたように思います。

ナナリーはお兄様に会って、自分の心残りを詫びた。

そして自分の願いを、兄に打ち明けた(その願いは果たされなかったけど)

そのルルーシュは、ナナリーに会って、きちんとお別れが言えた。

スザクは、ゼロとしての迷いを、先代にぶつけ、ゼロを返そうとした(断られたけど)

そのルルーシュは、俺はもうゼロではないと、はっきり言い切った。

扇は、ゼロに詫びて自殺しようとした(叶わなかったけど)

ルルーシュはそれを、必要ないと言った。

 

と、言った感じです。

もっと色々あるけれど、つまりはそれぞれにやり残したことがあって、

それを今回の復活では描き切ったのかな、と。(ただし叶ったとは言わない)

 

そして私が最大のやり残しの清算と感じたのは、

あのシャムナが散りばめた、ギアスのカケラが世界中に降り注ぐシーン。

あれは、「またみんなで花火を見よう」

そこに繋がっている気がしてます。(妄想の行き過ぎかな…)

リヴァルも、シャーリーも、みんなみんな、同じ空の下であの輝きを観ていた。

 

そこで、作品のグランドフィナーレを感じました。

 

と、同時に、「新シリーズへの布石」を打ったな、と。

あれを散りばめたことによって、

今度はそこから話が発展できる。

そして、L.L.となったルルーシュを、出るか出ないかという曖昧さで、

お客の心を揺らすことができる。

そういうプロとしての欲と、創作人としての使命みたいなものを、

今回の復活に感じました。

 

スンゲーーー長くなってしまったので、

作品の感想は、記事を分けます。

 

はっきり言って、結構ポジティブなことが多いです。

納得いってない部分もありますが。

 

素直な感想を、述べたいと思います。