とあるギアサーの書き殴りブログ

趣味でコスプレ、字書きを嗜むコードギアサー。ギアスに出会って約10年。日々のギア活で感じたこと、作ったものを忘れないためのアーカイブブログです。

【2回目時点での】復活のルルーシュ、こう思う③

 

寝ようと思ったのに、感想を考える脳と手が止まらないのでまだまだ書き殴る。

 

次は本戦の話。

 

おおおお俺は頭が悪いので戦術的な話が2回だけでは理解できなかったため、

この辺りはぼんやりと書くと思います。

 

ここで書きたいのは、

「諦めかけたルルーシュ」について。

びっくりしたんですけど、この諦めかけた部分がルルーシュルルーシュではない理由だという意見が

結構多かったことです。

本当に?そうなの?

そう思えない理由を書きます。

 

何度も言うけど、これは私が思うことであって、自分自身もこれが正しいのかはわかりません。

なんせ2回しか見てないので。

あとそう思う人を否定したいわけでもなく、そう思う理由がわからないから書くんです。

議論したいわけでもないので、あしからず。

 

まず、ルルーシュくんの手持ちの札の中に「撤退」がある事。

これは、反逆でも何度も切ってきたカードです。

明らかに失敗だとわかる時、立て直すより一度撤退するのを選ぶ方が賢い

そういう場面が、例えばコーネリア戦、黒の騎士団を作る前の有象無象を使った戦い、

すでにあったことです。

むしろこれは三部作では削除されてきたルルーシュくんの汚点

汚点だと同時に、反逆の中のルルーシュくんの自己評価の減点部分だと思います。

そういう部分が三部作になかったから、

私は物足りなさを感じたのだけれど、復活ではちゃんとあった。

 

逃げる事は諦めではなく、「思考する時間を作ること」だと思っています、ルルーシュくんにおいては。

ただ今回はそれができない、何故ならコーネリアやスザクたちを見殺しにすることになるから。

それは約束でもあり、ルルーシュくんがしたくないこと。

そのカードは、使いたくても切りませんでした。

でも彼の中にそういうカードは、いつでも懐に忍ばせている

そういうことが言いたいのです。

 

そして、元来ルルーシュくんはアドリブに弱い

これはどういうことかというと、ルルーシュくんの強さの秘訣って

「何パターンも策を用意して、その有り余るカードを絶妙なタイミングで出すこと」だと思っていて。

ないカードは、出せない。それがルルーシュくんのアドリブの弱さ。

それをわかっているからこそ、彼自身作戦前には十分な可能性の模索と布石を用意するんだろう。

 

そのカードを、あの数時間の中でどれだけ揃えることができただろうか?

 

考えてもみてほしい。

ジルクスタン王国という場所の地形も神楽耶にもらうまでわからない状態の「情弱状態」

作戦を立てなければならないのに、いろんな人から話かけられてしまう「時間不足」

白痴期間はそれこそなにもできないし、現役から退いて2年ほどあるという「頭のブランク」

※無印とR2の間は記憶を失っていただけで、思考そのものは現役バリバリだった

加えて、会ったことないギアスユーザーという「未知なる力」

ジルクスタン王国はもともとブリタニアとも渡り合えるくらい強い、その「戦闘力の高さ」に比べ

こちらは圧倒的に人数の少ない、戦闘力に雲泥の差のある、「戦闘力、組織力の低さ」

おまけに本格的なKMF戦は久しぶりのはず

そしてこれが一番重要だと思ってるんですが、

今回は、「こちら側の死者を出させない」「こちら側の人間にギアスをかけない」

という、ハンデ付き。

この状態で、どれだけの選択肢が取れたと思いますか?

 

それでもルルーシュくんならやれた、

と100点満点を求めるのは、あまりにスパルタでは

と、思ったので、

私の結論としては「一度諦めかけても仕方がない」ということです。

 

けれど、彼は諦めかけただけで、

諦めてはいません。

この戦いに勝つことを。

 

それを引き出すのは、C.C.の役目でした。

これは反逆でも、三部作でもやってきたことで

なにも復活に限った話じゃありません。

彼女は本来、ルルーシュくんの心の盾であり、剣でもあったのです。

その剣の役目は、一度スザクに譲りましたが。

 

それから、ナナリーのことは諦めかけてさえもいません。

一度も諦めてはいません。

ルルーシュが諦めかけたのは、「自分が決めた条件を守る」ことと、「戦いに勝つこと」

この2つだけ。

私はそう思います。

そう思いたいだけなのかもしれませんが、私は、今そう思うのです。

 

そういった形で、諦めかけたルルーシュくんもまた

私の知るルルーシュくんだったと思った次第です。

 

彼に100点満点など、求めてはいません。

70点のルルーシュくんを、私は受け入れました。

 

今回はここまで。

3回目を見て、この戦いをもう少し理解してきます。