とあるギアサーの書き殴りブログ

趣味でコスプレ、字書きを嗜むコードギアサー。ギアスに出会って約10年。日々のギア活で感じたこと、作ったものを忘れないためのアーカイブブログです。

【2回目時点での】復活のルルーシュ、こう思う②

 

さて、前回の感想の続きから。

 

スザクを手に入れたルルーシュは、脱出作戦を遂行していきます。

ここではっとさせられたのが、

まず、さっき再会したというのにスザクはルルーシュに「本当に戻って(帰って?)きたんだな」

と言います。

これはどういう意味があったのか?

それは、ルルーシュがかつてと同じように人を従え、策略を練り、なんら変わりない行動をとっていたから。

と思うのですが、

もっとシンプルに考えると、

意識が朦朧としている中で再会したから

再び目が覚めたときに「あれは僕の願望が見せた幻だったのか?」と思って、

確認したら、夢じゃなかった、って感じなのかもと。

そっちの方が可愛いので、そっちを採用することにします。

夢見がちスザク、可愛い!夢かと勘違いするほど孤独だったのかよ、可愛い!

 

あと、

ロイドさんの「そんな体でそんな機体に乗って…!」とスザクを止めようとするシーンがあるじゃないですか。

あれって、相変わらず枢木には自分の作ったものに乗ってもらいたい気持ちと、

スザクの身体を労わってる…!ロイドさん…!ってなったんですが、後々、これをニーナ相手に違うと言ってますね。でもさ、でもセシルさんが撃たれた時のあのロイドさん見てると

やっぱりスザクの身体心配なんだな、パイロットとしてじゃなく。

って思いました。

そう、やっぱり1〜2年もあれば、人って変わるんですよね。それも、あんな(ゼロレク)事件があった後だから、余計に世界の変化にその人自身も変わらざるを得ない。

人の考えなんて、変わらない方がリアルじゃないんだよ。

その経験の積重ねこそが、明日を生きる彼らの証しなんだなって、ロイドさんはじめすべてのキャラのそういうところにグッときました。

 

いよいよ作戦開始。ここで、シェスタール君と戦いますが、

この辺もやはり、魔神回の見せ方と同じ、余裕綽々だった相手を誘き寄せ、罠に嵌め、殲滅するという作り方だな、と。

このシェスタール君。私にはクロヴィス殿下に似ているように思いました。

復活したときに殺した、あの大監獄のオカマも、魔神回の親衛隊隊長みたいだな、とか。

一話のオマージュと感じる点は、結構ありますよね。

無事脱出し、コーネリアが駐屯する場所へと移動します。

 

ここでの出来事は結構いろんなことが語れると思うのですが、

とりあえずびっくりしたのは、扇がルルーシュに引け目を感じていたこと、それと、目の前で罰を受けて死のうとしたこと。

扇はどこまでも勝手だな…そんなことして得する人間もいないし、むしろルルーシュはこれから皆と戦う上で一時的に信頼されなければならないのにそんなことしたら絶対誰も従ってくれないだろうとか、遺された家族はどうする気でいるんだろう?と思わなくもないですが、私は単純にその行動にびっくりした。

扇のことは好きではないですが、同時に、ちょっと見直しました。

間違ってはいるけども、彼なりに責任の取り方を模索した結果、

ルルーシュと同じ罪の背負い方(死ぬ)を選ぼうとした。そういう純粋さ、実直さに

ヴィレッタさんはやられたのかなぁ。

もう、この夫婦は幸せに生きてくれよと思う。

監督は多分、本編で扇を総理にしたこと悔やんだのかな、だから復活で総理大臣を下ろした。

扇もきっと、自分が総理大臣なんておかしいと、裏切った自分がそんな役割を得ていいはずない。

扇なりのけじめ、そうなのかな。

別の理由もありそうだから断定はしないけど、一旦そう考えてもいいように思いました。

 

あとはそう、屋根裏部屋(概念)で話す、スザルルの話。

ていうか、ここで美しき獣たち流れた時、皆どう思いました?

はっきり言って、初見、私は美しき獣たちあそこで使う意味あった????って思いました。

音楽、まったく耳に入ってこないやんけ(笑)

視覚情報が強烈すぎて、もっと言うと聴覚情報もセリフの方が勝つ!

アリプロさん使っといて、なんであそこで流した!?

意味わかんなすぎて笑ってしまった(笑)

 

スザクが話したかった2つのこと。

この辺は推しのおしゃべりタイムなんで、詳しく感想書きます。

 

1つめの「戻ってきたんだったら君がゼロをやるべき」

 

すごい、あの、びっくりした。でも予兆はあった。

黒ビオンの前編後編履修された方ならご存知と思うのですが、

あれ、全然枢木スザク、ゼロやれてなかったじゃないですか。

「今はスザクだよ」って言い切っちゃうし、ゼロとしていろんな迷いを抱えている描写もあった。

それは、復活本編でも続いていて、ナナリーを守れなかったことで、

その自信は地に落ちた。

申し訳無さがあった、託されたのに、その兄の前で彼女を守りきれなかったことで、

ゼロ失格だと思ったんだと思います。

そういうスザクの想いを、ルルーシュは出会った時に感じ、ルルーシュのセリフにもあるように

「スザクを助け」るんだ、と。そういう目的が、復活のルルーシュにはあった。

それが果たせたのかは、後々こう思うということを書きたいと思います。

けど1つ言わせてほしい

 

自信を

失ってる

枢木スザク

新鮮

そして

 

可愛い

 

 

2つめの「君が生きていてよかった」

 

セカンドインパクト。これが復活最大に驚いたことです。

どうやらスザクは、ルルーシュがいないことで、孤独を感じていた。

思い返せば、反逆でも、学園生活を送る中で

「変わったことはないか?」「あるよ、君がいない」

これを言っちゃう男です。

枢木スザクは、どこに属していても、結局孤独の人だと前から思っていて、

1人じゃなく、独りなんです。

誰のことも仲間だと、友達だと、思ってはいない。

思ってはいけない。自分がそれを思うことは、許されない。

7年の歳月は、枢木スザクを孤独にした。

ただ1人の存在の可能性を残して。

それこそが、幼い頃に出会って別れた、ルルーシュの存在だったのではないかと。

だから真の意味では孤独ではなかった。

だって、ルルーシュはどこかで生きているんだと、思い続けていたから。

それだけで、孤独だと思わないんです、凄いことだな、と。

どこかで生きててさえくれれば、この世界にルルーシュという個体が居れば、

彼は孤独だと感じずに済んだんです。

それが、自分自身が彼を殺したことによって真の孤独を作ってしまったばかりに、

かつてない不安、迷い、一筋の光さえ閉ざし、

座標を見失う原因になったのでは、と思います。

 

これも後々書こうと思いますが、彼の孤独は癒せたのか。

 

ルルーシュはここで、スザクから2つのミッションを与えられます。

と、思っています。

 

その願いを胸に、いよいよ戦いが始まります。

 

キリがいいので今回はここまで。

 

次はジルクスタン王国との戦いについて、感想を書きたいと思います。

が、

今日3回目を観るので、また違った考えが生まれるかもしれません。

ブレッブレの感想になっても、

許してね、私