とあるギアサーの書き殴りブログ

趣味でコスプレ、字書きを嗜むコードギアサー。ギアスに出会って約10年。日々のギア活で感じたこと、作ったものを忘れないためのアーカイブブログです。

私が復活に感じる、よく思わない事。

 

※私にしか配慮してない内容なので、閲覧は自己責任でお願いします。

※いつも以上に支離滅裂

※矛盾しているところがあっても、情緒で読んで下さい

 

昨日、3回目の復活キメてきました。

3回目見た直後も、面白い!面白いわー!

また見たい今すぐ見たい!

と完全にナチュラルハイだったんですけど。

 

3日間ろくに寝てなくて、気分もふわふわしてて

今日になってやっと、そのナチュラルハイ感が抜けてきました。

 

ようやく、復活のルルーシュについて、

マイナス面の話もしていこうと思います。

 

というか仕事中にふと気付いたことがあるんです。

 

私は、初見時に「想定の範囲内の話すぎてホッとした」んです。

でもそれって、だからと言って最高傑作の出来だったか?と。

 

そうではないな、と。

面白いと思う気持ちは変わらないです。今まで言ってきた感想も全部、変わりません。

 

でも今から、

3つの「よく思えなかったこと」を書きます。

 

まず第一に

「私如きが考えつく範囲の内容だった」こと。

だからこそ救われたんだけど、

だけれどそれは作品としては致命傷だ。

パターン化された枠にハマらないのが、この作品の魅力だと思ってたんですが、

思い返してみれば、結構王道のストーリーだったのではないかな、と。

そりゃ予想していないこともたくさんあったけど、大筋は読めて「しまった」のは、

元々期待値がものすっごい高い作品で、にも関わらず、その期待に何度も何度も答えてきた。

あー私、傷つくことが怖かったくせに結局

コードギアス復活のルルーシュという作品に、ボッコボコにされたかったんだ!!!

予想を裏切られたかったんだ!!!

圧倒されたかったんだ

 

ところが、復活のルルーシュは枠の中に納まったまま、その域を出なかった。

見ているときにずっと私は「よし、これだったらありかな!」と、納得できるかどうかで作品を判断していた。

それが「及第点」だっただけだ。

偉そうな物言いになってしまうけど、そうなんだ。

好きな部分がたくさんある。それも嘘じゃない。これからもその楽しさを探しに劇場に足を運ぶ。

でも、回を重ねて行く度に「あぁ…ここがこうだったら良かったなあ」とぼんやり考えてしまっている。

良であって、最良ではない。

例えば、KMF戦は、もっとやれたんじゃないかな、と。

萌えたシーンもたっくさんあるんだけど、ギアスならもっと、やれたんじゃないかって。

要求ばかりが高くなる。

でもそれは、それほどのことをやっていた作品だからこそ、だから。

でも、復活のルルーシュは、結構シンプルで、スタイリッシュだったんだ。

 

そして第二に

「公式との体感時間のズレ」です。

思い出したんですけど、前日?に、コウジロウさんが「同窓会」という言葉を使ってました。

私はなぜかそれに違和感を持ってたんですが、ようやくその理由がわかりました。

 

私の中で、コードギアスって10年以上前に終わったアニメじゃない。

常にそばにあって、ただの一度も懐かしいと思うことなんか、ないんです。

そりゃ当時の話を聞けば、懐かしい〜って思うことも多いし、

リアタイ組じゃないんで、リアルタイム時の話はへ〜!そうだったんだ〜!なんですけど。

違うの、作品自体は久しぶり!なんかじゃないの。なんなら毎日顔突き合わせているの。

 

お気に入りのガラスケースに、大事に大事に飾って、毎日おはようという存在なの。

反逆のルルーシュの時間は止まっている。

最高のラストを迎えて、今もなお色褪せない、全50話。

故に、今日までの12年という時の中で、どれだけの人が、作品について考えてきたんだろう。

そのガラスケースの向こうの強烈に魅力的な作品を、目を凝らして眺めていただろう。

そういう積み重ねて出来上がったのが

「自分の中のコードギアス」そして「自分の中のルルーシュ像」なんだ。

その美しさに少しでも触れたくって、ガラスケースを一生懸命磨いてきたんだ。

だからこそみんな、復活のルルーシュくんは「違う」と思ったんだ。

ようやくこの部分を理解することができました。

公式は久しぶりに新作を作ったんだから、そりゃあ久しぶりだよ、そりゃそうだよ。

でもずっと反逆のルルーシュを追っかけてきた人たちからすれば、

いきなり10年の月日を重ねたルルーシュくんは、まるで未来から来た人に見えたんだろう。

そういう違和感を受け入れられないから、みんなもがいているんだ。

よかった、私この部分がずっとTL上で引っかかっていたんだ。

 

第三に

「アニメからの変化を望んではいない」こと。

監督たちのやり残したこと、それが復活に詰まっていると、

私は思います。

けじめ

そう言っていた監督の言葉は、確かに作品に反映させていたと思います。

でも、TLの反応を見てたら、誰一人反逆に心残りなんか感じている人、いなかった。

そもそも私は続編なんて希望してなかったし、

でもやるからには見る、そういうスタンスだったので、

待望の!と言われても、はぁ…といった具合でした。

でも楽しみにしてた方は、たくさんいらっしゃった。当然だよ、だって推し作品の新作なら大半の人は楽しみにするでしょ。

でもそういう、楽しみにしてた方たちのこれまた大半は「また反逆の彼らに会える」っていう、

素直な欲求だったんじゃないかな、と。

三道はいろんな改変はあったけど、基本はアニメ版をベースに再構築された話。

アニメそのままのところもあった。

けど、復活は、まったく新しい、おニューの彼等だった。

反逆の彼等じゃなかった。

それを監督は良しとしたけど、ファンは違ったってことなんじゃないかなって。

こんなに変化を望まれない作品はないんじゃないかと。

そして、こんなに明日(成長)を望まれない主人公などいないんじゃないかと。

 

ああ、だから、

反逆のルルーシュは終わるんだ。

変わらないために、

最高を守り続けるために。

 

正直、作品や主人公に現状維持を求められるアニメなんか、

この先続編をやったってつまらないだけでしょう。

みんなが望む展開を、成長しない、変化のない主人公が歩んでいく。

作品としてそんなの死んでるのと一緒じゃん。

 

だからこそ、新シリーズとして、これからやってくんだ。

そう、思いました。

 

やっとマイナス面が書けたことで、

とても納得感を得ることができました。

これから安心して劇場に足を運べます。

 

そして今度は、

ちゃんと睡眠とってから行こう

 

復活は復活でちゃんと面白い

でも、

コードギアスを冠するならば、

面白い以上の出来であってほしかったな

という感想でした。