とあるギアサーの書き殴りブログ

趣味でコスプレ、字書きを嗜むコードギアサー。ギアスに出会って約10年。日々のギア活で感じたこと、作ったものを忘れないためのアーカイブブログです。

【2回目時点での】復活のルルーシュ、こう思う①

 

さて、前提を書いた上で、

復活のルルーシュ本編の感想を書いていきたいと思います。

 

ここでるるしーだスザルルだと書くつもりはないですが、

根っこはスザルルが好きな人間なので、そういうニュアンスも混ざるかと思います。

ただ、固定派さんは不快に思うかもしれないことも書くのであしからず。

 

はっきり言います。

私は、復活のルルーシュは作品としてとても面白い部分が、よかったなと思う部分が「多い」と思います。

それはなぜか。

 

まず、ルルーシュが、以下の3つの事を貫いてくれたからです。

・自分は今後世界に関わるべきではない人間だと思っていること(それを実行したこと)

・変わらず、自分より世界より、1人の少女(ナナリー)を大事にしたこと

・遺した皆に変に詫びを入れないこと

 

これが1つでも守られてなかったら、私はルルーシュを侮蔑していたかもしれない。

もっと言えば、生かしたC.C.を許せなかったかもしれない。

 

だとしても、自分の私欲でルルーシュを蘇生しようとした事に関しては、許させることではないと思ってはいますが、

ただ、自分でもびっくりしたんですが、

今回の映画、少なくとも6回ぐらいは泣いたんですが、

その最初の涙が、C.C.とルルーシュのシーンでした。

今までなにもやってこなかったC.C.が、手を取り、ご飯を作り、荷物をひとりで運んだ。

その光景は「家族というものに焦がれている少女のおままごと」でした。

マオ編で見せた擬似的な母性をここで出してきたなと思うんですが、

その健気?さに、涙が出てしまったし、同情さえ覚えました。

C.C.が欲しかったのは、恋人でも友達でもない、家族なんだって。

そこに恋愛的なラブが持ち込まれないのも、受け入れられた要因の1つでした。

 

それから、カレンの登場に、感情移入はそちらへと移りました。

いや、だってさ、カレンさんが正しいでしょ?あれ、正しい姿だよ。

「これはルルーシュが望んでいたこと?」と彼の意思を尊重しながらも、会えて嬉しいやら、でも会いたくなかったやら、こんなのルルーシュじゃないやら、なんで生きてるの?やら、可哀想やら。

彼女の中でいろんな感情があったと思うんですよね。

それが、まるっと自分の気持ちとリンクしてしまって、また泣きました。

 

復活の中でのカレンさんは、反逆に続き正しさそのものでした。

 

あとこれを触れておこうと思うのですが、

虚ろルルーシュくん。

あれはあれで、「生きた死体」だと思うので、

こんなのルルーシュじゃない!っていうと、そりゃそうだって感じなのです。

可愛いなって、素直に思いました。

アニメを見て、もこちーを抱きしめて、なにかに怯えるルルーシュくん。

の、器。

しょーじき可愛い、人は可愛いものには抗えない。

肉人形だとてあんなに可愛い。それは、ルルーシュではありえないことだから、なお可愛い。

 

それで、あの魔神オマージュの復活劇。

正直早いなーって、思いました。ここで!?と

でもこれは、2時間の枠を与えられたアニメ

早いとこ復活しなければ、それこそ復活し損の内容になってしまう。

 

復活の後、ルルーシュ君は以前とは少し違う行動を起こしますよね

これを「アニメ版との違い」と捉えるのもわからなくはないんですが、

私は「世を捨てたルルーシュだからこそもたらされた変化」と捉えます。

もう、ギアスによって人の人生を極力狂わせたくないし、

仮初めの自分に明日のことなど求めないでほしい

そういう、どこか一歩世界から引いた存在では、

以前のような鋭さは難しいのだと思います。

でも、

後々ネリ様に対してお願いをしている立場なのに、頭をさげないルルーシュくんは

やっぱり根底は変わんないんだな〜とも感じました(笑)

 

地下に幽閉されているスザク君に気づいたルルーシュは、

スザクとの再会を喜ぶより、「いい駒が居た」と思ったんだと思います。

冷たいんじゃなくて、ルルーシュって人はそういう人であったと、

私は思っています。

感情に流されるより、状況や作戦を重んじる。

申し訳ないですけど、そこはいくらスザルル脳だとしても、

いや、スザルル脳だからこそ、

それはスザクという力を信頼しているに他なりませんし、

それこそが、2人の絆の証だと思いました。

だって、

やっぱりあの再開のシーンは、

ルルーシュはスザクに、わざと殴られにいったんだとしか思えないから。

その理由は2つあり、

ひとつは、議論を交わしてわかり合う時間より、殴られてスザクを納得させた方が早いから。

もう1つは、

思い切り殴られて、スザクに対する罪悪感を緩和して欲しかったから。

うまい言葉が見つからないので、一旦上記のような言葉にしてみました。

 

それで無事、違いの気持ちの清算を、あっさりと、最短で、行うことができたスザルルが

やはり凄いなと思わざるを得ません。

出会いのシーンは、なんやかんや初回ボロ泣きでした。

スザクの気持ちを思うと、複雑で…ほんとはあんな数発殴ったぐらいじゃ気持ちなんか晴れない

それでも

自分も、ナナリーを救いたいから

再び、あの2人は手を組んだんです。

と、思っています。

 

と、ここまで書いて長すぎるので、一旦切ります。

 

これ、書ききれるかな?

まとめるの、下手すぎない?

頑張れ私、感想が止まるその時まで。